久しぶりの投稿になりました💦
最近、業務過多すぎて…って、言い訳です(笑)
さて、今回の題材は…
「信頼される保育士に必要なのは子育て経験?」
という部分にピックアップしてみました♪
結婚や子育て経験で保護者の信頼度は変わる?
独身の時はそれなりにご家庭との信頼関係は築けていた方だと思いますが…
結婚して家庭を持ったら、明らかに保護者の方の見る目が変わったんですよね💦。
特に、自分の子どもと年齢が近いと、より共感されました。
では、なんで家庭を持つと信頼度?が変わるのか、安心されるのか、私なりの考えをお伝えしますね。
家庭を持つ保育士が安心される理由
- 同じ立場だから共感しやすく、安心感がある
- 仕事と育児の両立を理解し、気持ちを分かち合える
- 子どもの話題で自然につながり、会話が広がる
- 子育て経験から理解者として信頼されやすい
- 言葉や対応に現実感があり、説得力を持てる
逆に安心されない理由
- 自分の子どもがいないのに子育ての大変さは分からないと思われる
- どうしても経験不足に見えてしまう
- 仕事と子育ての両立の本当の大変さを知らないと思われる
- 独身だと「家庭の感覚が分からないのでは?」と思われる
- 若い(または年上すぎる)と「保護者と価値観が合わないのでは」と見られる
保育士は「子育てのプロ」ではなく「保育のプロ」
ここで勘違いしてほしくないのは、私たち保育士は「子育てのプロ」ではなく「保育のプロ」だということです。
そもそも子育ても保育も、マニュアル通りにいくものではありませんが、
子育ては家庭ごとにスタイルがあって、親がわが子に寄り添いながら「うちの子にはこれが合うかな?」と試行錯誤していく日々ですよね。
一方で保育は、集団生活の中で子どもたちが安心して過ごせるように環境を整え、一人ひとりの成長を見守り、支えていくことだと思っています。
では、子育て経験がなくても信頼を得られるためにはどうしたらよいか!?
ここからは、私自身の体験談を交えてお話ししていきますね(*^-^*)
体験談
まだ保育士なりたての頃、当時は正職員として働ける枠がどこも少なく、まして男性保育士という立場から就職先はさらに限られていました。
そんな中で当時の園長先生から、こんなありがたいお話をもらったんです。
「臨時職員のまま1年間、一人でクラス担任を務めたら、来年正職員します」
それは本当に嬉しかったです(*´▽`*)
※本当に、男性の保育士で正職員って、当時少なかったんです💦
とにかくその1年間はとにかく必死で、まわりの先輩保育士や主任、園長先生のフォローを受けながら、なんとか過ごした記憶があります。
子育て経験もない、実績もない、しかも男性保育士…。
保護者からどんな目で見られるか、不安は大きかったですが、とにかく子どもたちや保護者の方々と真剣に向き合いました。
もちろん間違いやそそっかしい失敗もたくさんしました…(´;ω;`)
本当に、当時は色んな人に迷惑かけていたなと💦
けれど、今思えばそれも良い思い出で、あの積み重ねがあったからこそ、信頼関係を築くことが出来たと思っています。
いつからか、小さなミスをしたときに、保護者さんに謝ると…
「○○先生だしね(笑)」
「そんなに謝らなくて大丈夫ですよ」
と笑って受け止めてくれたんですよね。
そして今ならわかります。なぜ保護者さんたちはこんな私を受け入れてくれたのか。
それはきっと私が「とにかく一生懸命だったから」です。
そして、そんな姿を認めてくれた周りの先生たちも、私をたくさんフォローしてくれたんです。
当時の私はただただ「子どもが好き」という気持ちだけで保育士になり、「保育園のお兄さん的存在になれたらいいな」と軽い気持ちで思っていただけでした(*‘∀‘)
でも、実際に保育士で働いていくうちに色んな気持ちが芽生え、
子ども達には「お母さん、お父さんと離れているこの時間、自分が子ども達を楽しませるぞ!安心させるぞ!」という気持ちを持ち、保護者さん達には「仕事と子育ての両立ってホントすごい・・・みなさん本当にリスペクト!」という気持ちで接し、疲れて帰ってくる保護者さんに少しでも笑顔で保育園を後にしてもらえたらいいなと考えていました。
そして次第に「子ども達や保護者さん達のために自分は何ができるだろう」と心から考えるようになりました。
当時の気持ちは、園長職に就いた今も変わっていません。
結論:信頼を得るのに大切なのは「一生懸命な姿勢」
自分に子どもがいなくても関係ありません。
大切なのは「子どもや保護者に一生懸命に向き合う姿勢」です。
結婚や子どもの有無は、確かに保護者にとって「安心材料のひとつ」にはなります。
でもそれはあくまできっかけであって、本質ではありません。
最終的に信頼を得られるかどうかは、日々の子どもへの関わり方、保護者への姿勢にかかっています。
また、一生懸命さは周りの支えがあってこそ活かされるもの。
自分一人の頑張りで成り立つものではありません。
常に感謝を忘れず、どんな相手にも誠実に向き合う姿勢こそが、保育士にとって最も大切だと私は思います。